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24.08.07

(受験生向け)出願書類の「エントリーシート」を準備しよう?

(この記事は受験生に向けた内容です。5分で読めます)

総合型選抜入試[専願体験型](以降、専願体験型入試と略)の出願開始まであとひと月となりましたが、受験をご検討いただいている皆さんは、出願書類のひとつ「エントリーシート」の作成には取りかかっているでしょうか。

専願体験型入試は、どの学科?コースを受験いただく場合も、試験内容は体験授業と面接の組み合わせですが、「面接が苦手」だと感じている受験生は少なくないはず。そんな面接に苦手意識を持っている皆さんにこそ、エントリーシートの作成に注力することをおすすめします。面接では、エントリーシートに書いたことが、間違いなく質問の材料になるからです。

この記事では、芸工大のエントリーシートについて詳しく解説していきます。


こちらがそのエントリーシート。出力サイズはA4で、片面のみの体裁になります。
エントリーシートのダウンロードはこちら


エントリーシートには、3つの設問があります。
それぞれの設問に、何を?どんなふうに書くかによって、面接時の質問内容が変わってくるわけです。




まずは1つ目の設問。
あなたがこれまで一番熱心に取り組んだことは何か。そのことを通じて何を学んだか。

例年この設問には、高校の部活動や文化祭での取り組みなど、高校生活のことを書く受験生が多い印象です。もちろんそれでも構わないのですが、高校での活動に限定した欄ではない、というのはお伝えしておきたいところ。

あくまで、これまで、そしていま、皆さんがどんなことに夢中なのか?一生懸命やってきたのか を書く設問です。
だから、どんなことだっていいんです。
何かを収集する趣味があるとか。兄弟がたくさんいて、うちの手伝いを一生懸命やっている、とか。 釣りが趣味で、休みのたびに海?川に通っている、とか。

どんなことに対して、心の琴線が動く人なのか。あることにどれくらい情熱を注げるのか
こうしたことが読み手に伝わるかどうかを意識してもらえたら、より良い内容になるのではないかと思います。




続いて2つ目の設問。
大学に入学してどのようなことを学んでいきたいか。なぜそのことを学びたいと思ったか。

この項目、ともすると例年受験生の多くが同じようなことを書いているように感じます。
例えば、映像学科志望の受験生が、こんな内容を書いたりします。(※あくまでも例です)

…… 私は映像学科で映像全般を学びたいと考えています。映像学科では、企業や地域と連携したさまざまな演習やプロジェクトを積極的に行っているので、参加することでいろいろなことを学べると考えています。また、さまざまなジャンルで活躍する経験豊富な先生たちから教われることも芸工大を選んだ理由です。……

大学案内や大学Webサイトに書いてある、学科の特徴に共感してくれていることは読み取れますが、学びたい理由?意思については弱いように感じてしまう。

ここで書いてほしいのは、皆さん一人ひとりのなかにしかないこと です。

そもそも、〇〇を学んでみたいと思った最初のきっかけはなんだったろう?
それが、とある作品との出会いだったのか、本を読んだことがきっかけだったのか、周囲の人からのすすめだったのか。

こうしたことを具体的に教えてほしいんですね。そうした具体性があればあるほど、聞く側としては「なるほど、それなら分かるなー」と腑に落ちるわけです。

もしかすると、芸工大への入学は、皆さんの今後の人生を大きく変えてしまうかもしれない。人生における大きな岐路にいるのです。

だから、大学で〇〇を学びたい、という思いや理由はなんとなくではなく、これをこうしてみたいから?こうできるようになりたいから、としっかり表明できるようになってほしい。

こうしたことを意識して書いてみてください。




最後に3つ目の設問。
大学を卒業後、どのような進路を考えているか。その進路を実現するために大学でどのようなことに取り組むのか。

この設問は、今やメジャーで大活躍中の大谷翔平選手が高校1年生の時に取り組んだという「マンダラチャート」のようなものだと考えてみましょう。

画像引用:オオタニサンのマンダラチャート|日本医科大学


大谷選手は花巻東高校時代に、高校生では珍しい球速160キロを投げ、ドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団しました。とても難しい目標を達成するために一つひとつ要素を分解して、日々行う現実的なことに落とし込んでいったんですね。

この設問は、単に卒業後の進路を聞いているだけではなくて、目標達成、夢の実現のために何が必要なのか、その分野や業界を調べ、自分なりに現実的に考えられているかどうかを見ている、とも言えます。

言い換えれば、皆さんの学びたいという思いがどれくらい本気かを見ている、ということです。




ということで、今回は芸工大のエントリーシートについてお伝えしました。
自分自身と向き合わなければならないこの作業、やってみるとなかなか大変です。まずは、頭の中にあることを書き出して、どんどん言語化してみることから始めてください。じっくり考えられたなら、今より自信を持って面接に臨めるはずです!


関連ページ:

総合型選抜入試[専願体験型]


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